看板のデザインもできます
街に溢れる看板。個性的な看板やユーモアたっぷりの看板、わかりやすい看板もあればわかりにくい看板…大きさや高さも違って本当にいろいろな看板があります。実はこの看板、アイスタイルデザインにデザインだけをご依頼いただいて看板の業者さんに依頼することも可能なんです。もちろん、デザイン料は別途になりますが、こだわりやちょっとデザインに悩んだ時にはお役に立てる場面もあると思います。上記は知り合いのお店の看板デザイン、店構えの雰囲気とのギャップが欲しいということで地域性を活かしつつ提案させていただきました。街の景観やその土地のイメージなども取り入れることも一つの要素として考える必要があるのも看板デザインの難しいところです。
※上記の五平餅の看板のできるまではこちらからご覧ください。
内装管理の経験を活かした看板工事
スタッフのさんた、実は過去に名古屋でスーパーマーケットの現場で「内装監理」の仕事をしていた経験もあり、簡単な図面ぐらいなら書けます。看板の場合は簡単な実測をすることで、看板の設置イメージを確認する場合に必要な要素。基本的に看板設置は看板業者さんに依頼することになるので説明する場合にも必要なので必ず行うようにしています。
■看板実例その1:直売所の案内看板
初めに紹介するのは壁面看板のご依頼。少し奥まった場所にある鮎の養殖所で、見た目に何かを養殖しているのかなぁ?と思う程度でよくわからない外観です。この会社は、養殖を発送するだけでなく、生きたままでもお渡しできるし、 加工品の販売もしています。
『直売所として認知したい』そして同時に 『 ブランド名 「しずかのあゆ」 も周知していきたい 』 というご要望でした。
2種類の看板を敷地のまわりの道路から見えるように設置することになりました。No.1の看板は幹線道路からも見えるように「鮎」の文字を大きくし、興味を持ってもらえるようにデザイン。走りながらではなかなか認知しにくいのですが渋滞などで止まった時にはしっかりとPRしてもらえる看板になりました。
No.2の看板は大型ショッピングセンターからの抜け道として通る少し狭い道路に面した建物の壁面に看板設置。ショッピングセンターの出口からは見えませんが、車を運転してこの道を通過するときに必ず視線に入る場所に設置してあります。スピードを出す道ではありませんので、文字の大きさは小さめのデザインです。
イメージを提案書で確認できます。
No.1はイメージ画像とほぼ同じ感じで設置されています。No.2は位置を現場で変更することになり、看板設置業者さんと打ち合わせて位置を変更しています。これもデザイナーではわからないところもあるので現場を知っている看板の設置業者さんのアドバイスをもらって設置してもらいます。現場に足を運ばないとできないことなので大切にしています。
■看板実例その2: 統一感のある看板
複数の看板をこの際だから一新したいということでご依頼をいただきました。離れた場所にある施設も併せてご依頼いただきました。デザインを統一したことでそれぞれの施設が見た目にもリンクされるということでデザインもシンプルに社名とロゴが目立つようにデザインしています。
今回はシンプルものでというご要望でしたが、実はデザイン的にシンプルなものほど難しいのです。スペースをどう使うか、デッドスペースを作らないことなどバランスをとりつつロゴや文字をレイアウトしています。チラシや看板もそういう意味ではとても似ています。特に看板の場合は、長期間、同じ場所で役割を果たすわけですから、流行り廃れなども考慮する必要があります。下記が今回の看板のラフデザインの数々です。看板の場合で、イメージが固まっていない場合などは、多い時で3点ほどご提案する場合もあります。
設置した看板です。それぞれイメージ通りに看板設置できました。目的に応じて看板の要素を整理しデザインすることで目的を達成できるように心がけています。
シンプルでも目的を果たさない看板はない
デザインの基本は「引き算」です。この看板の場合は目的が社名とロゴだけで成立しています。訪問者に認知(確認してもらう)してもらうことが目的。周知(知ってもらう)してもらうことは目的にしていません。ここにこの施設があります!で大丈夫なのです。本来であれば電話番号やその他の情報も入れておけばとアドバイスもしましたが、必要ないということでシンプルなものになっています。用途に合わせて必要要素を考えるという点では、紙も看板もデザインする意味では変わりはないのです。
■看板実例その3:トータルサイン看板
看板は壁面だけではありません。店舗などの場合、ガラスにカッティングなどを貼って営業内容を案内したり、取り扱い品目などをお知らせする場合もあります。こういったサイン看板もトータルにデザイン提案させていただいています。ガラスに貼る場合などはプライバシー保護や遮光、その他、店内からの見え方も含めて、いろいろと用途や要素もありますので、ご相談しながら進めさせていただいています。
カッティングをつかったサイン看板
ご依頼の トータルサイン看板は上部に看板を設置。プリントシートを使って正面のウインドウに営業時間、診療科目をアイコンで紹介しています。中央のドアの可動部分、中の様子があまりみえないようにプライバシーを考慮した高さに設定しています。この他にもカッティングシートを使うケースもあります。用途に合わせてご提案できます、ぜひご相談ください。
■看板実例その4:トータルサイン看板
既存店の看板をそのまま使えないケースがほとんどです。このケースは3か所の看板を変更しました。デザインもイメージ・ロゴも決まっていなかったのでイチから制作しました。
店舗上部看板
交通量の多い道路に隣接する店舗ですが、少し中に入っているため、ほとんど店舗正面の看板は目立ちません。すでに場所のわかっている方のための店舗が分かる程度の主張で仕上げています。
店舗壁面看板
店舗右側の壁面の看板です。看板に向かってくる道路があるので大き目ではっきりした主張のある看板に仕上げてあります。ひまわりのイラストで目を引くことで興味を持たせる役割があります。高さもあるので大き目の看板になっています。元々の看板も大きかったので壁面側に前の看板の貼り跡などを残さないように一回り大きい看板を設置しています。
突き出し看板
店舗横の交通量の多い箇所に設置する突き出し看板です。実際に自動車で通行した場合に、道路の特性上、スピードを出して走る自動車が多いため、少し奥まった店舗の正面、壁面の看板に視線が届かないということで、既存の柱に新規に突き出し看板を設置しました。実寸としては大きくはありませんが、オレンジと黄色系のポイントがあることで視線に入りやすいデザインの看板になっています。
■看板実例その5:イメージ看板
看板の多くは情報そのものを伝えるものを数多く目にしますが、このご依頼はイメージ看板です。一般的にはイメージ広告と言われる分類になると思います。商品やお店のサービス、所在地やPRというものではなく看板で企業のイメージを見た方に想像してもらい、そこから膨らめたイメージより企業・お店の印象を持ってもらい、集客につなげるという感じの看板になります。
デザインが世に認めらるきっかけになった「名古屋デザイン博」1989年(平成元年)の頃から、一般中小企業でもイメージ広告を展開し、チラシや新聞広告にも多くのイメージ広告が紙面を賑わした時期がありました。その頃の経験が活きる看板製作となり、楽しく看板のデザインをさせていただきました。
敷地内大型野立て看板A
店舗の反対の看板です。手前に鉄塔がありますが近づくことで大きさ的にも迫力のある看板です。昭和的なテイストもありますが、誰もが幼い頃に経験した夕方に感じるなんとなく物悲しい夕焼け、それと相対する暖かい場所の象徴である「家」をより近くに感じられる看板のデザインです。
時間帯により、感じ方の変わるイメージ看板のデザインになったと思います。
敷地内大型野立て看板B
上記看板の反対面の店舗側の看板です。店舗側に駐車場があり、交通量の道路沿いで夕方には渋滞もしますので、ゆっくり見る方それぞれ感じることが生まれるようなイメージ看板のデザインです。
ほっとする家は人それぞれということで様々なハートで家をモチーフとした図形に詰まっているデザインです。ハートの色と大きさが違うことが、それぞれの人が「ほっとすることが違う」ことも看板のデザインの中に込めています。
二川駅構内看板
上記看板のサイズを変更した二川駅構内の看板です。イメージ=印象付けが必要になりますので、できるだけ通勤・通学の方の印象を得られるようにハートの詰まった家のモチーフを大きめにデザインしています。二川駅近くにあることも認知していただけるようにあえて、通勤・通学の方の利用する駅名を入れて、より身近な場所にあることを印象付けられる看板のデザインになっています。
■看板実例その6:野立て看板
公道を走ると目に入る看板の多くが「野立て看板」です。こちらは看板の業者さんの持ち物で設置先の大家さんと交渉して看板を立てさせていただいてる主に年間の契約で月極の料金を支払いながら看板を設置していただくものです。
空いている看板の下の方に社名と電話番号などがあるのでこちらに連絡すると親切丁寧に契約などについて説明をしていただいて契約することで掲載ができます。大きな通りや店舗や所在地がわかりにくい場合や、遠方からの来客者のためにおおまかな位置や曲がる信号などを説明している看板もあり、古くから広告媒体として役立っています。
今回も広い大通りから一本入った店舗の説明を含めた看板のデザインをご依頼いただきました。
看板の目的としては「花屋があること」「店名が認識しやすいもの」「信号から曲がる」ことを告知することです。
さまざまなタイプの看板のラフデザイン
一概に花屋さんと言っても様々なサービス、得手・不得手があります。それを看板の中にデザインとして伝える必要があります。今回のご依頼は街の花屋さんというよりは「ギフト」を中心に展開されているということでできるだけ上品にデザインを仕上げる必要がありました。ご依頼自体はふわっとしたイメージをお聞きして(多くのお客様はここを具現化できないのでここから看板を含めた、視点を変えた一般の人の目を考えたデザイン)をご提案しています。
Plan.Aがギフトをイメージさせる看板デザイン、Plan.Bは上品さとナチュラルをイメージさせる看板デザイン、Plan.Cはロゴを中心とした名前を覚えていただく看板デザイン、Plan.Dは花屋があることを周知しエレガントなギフトをイメージさせる看板デザインです。
ラフデザインから折衷案の看板デザイン完成
ラフデザイン4案から、パッと見て花屋がイメージできるPlan.Dをメインとして、花や緑を連想させるグリーンのご希望とロゴを入れたもの、としっかりしたご希望をいただくことができました。それぞれの看板の要素が統一された看板のデザインとして仕上がります。
通常ですと看板屋さんにデザインも含めたご依頼をすることが多いのですが、オーナー様のご希望でデザインだけでのご依頼をいただき、仕上がったものを看板業者さまに送り仕上げていただきました。様々なケースやご希望があると思います、困った時はご相談ください。
■看板実例その7:壁面看板・スポット照明
テナント壁面に設置した看板です。昼間は照明なしでもよいのですが、営業時間によっては夜間の照明が必要になります。この看板の場合、壁面の電源の行方がわからず、やむを得ず店内から電源を転がしてできるだけ露出しないように照明を取り付けました。シャッターのボックスがあってう回路をさぐりながらの設置になりました。
看板のデザインは、木目の再現のために材料を確認しましたが高額になってしまうこともあり、プリントでの再現になりました。
スポット照明を取り付けることでより質感を高めました
デザインの段階で文字を立体的に見せるために、デザイン加工でシルエットを追加したことで照明の実際の影の付き方とは違いますが…奥行きがついたと思います。1枚のプリントでもデザイン加工によっては効果があることがわかります。スポット照明も壁面の厚みを利用してできるだけ露出部分を減らすことですっきりした印象になります。行灯看板のような派手さはありませんが、1枚プリントのデザイン看板でも見せ方によっては効果を引き上げることがわかります。
■看板実例その8:壁面変形看板・カッティング文字看板
住宅の壁面に設置した四角ではない変形の看板です。キャラクターの雰囲気を生かすために枠の中に収めずにキャラクターのアウトラインを活かして、元気で躍動的で個性的な看板になりました。こちらはロゴ、キャラクターデザインも含めて、パンフレットやノベルティなどトータルにご依頼いただいた中の1点です。
建物の雰囲気を壊さないシンプルでスタイリッシュな印象のカッティング文字看板
お店正面の看板です。カルプ文字では主張しすぎるし、四角の看板では物足りない。。。ということで細いフォントで間隔をあけ、途中にキャラクターをシルエットでアクセントとして加え、キャラクターのコック帽だけゴールドにアレンジした厚み3㎜程度のカッティング文字看板です。集客用の目印として遠くから見える壁面看板は変形して存在感を、店の前は外装とシャッターを開けた時のお店の玄関を邪魔しないデザインを意識しています。
■看板実例その9:フェンス看板
既存のフェンスに設置した駐車場の案内看板です。両面、同じデザインテイストですが、お知らせする内容は駐車場を利用する方への注意喚起、駐車場付近を通過する方への注意喚起になっています。外観がおしゃれなこども園、実際は建物の上部に看板はあるのですが、車・人通りが多い場所ということもあって視線が上に行きにくく「こども園」という認識をしてもらえないというご相談もありました。そこで「こども園と認識してもらえる」「外観の雰囲気を壊さない」「かわいい雰囲気」というデザインで設置させていただきました。
ポップなカラーリングで視線に入るフェンス看板
道路の反対側に駐車場があり、そちらにも同じデザインの両面看板を設置しました。看板デザインを統一することで認識も早くしてもらえる効果が期待できます。上記とは違うフェンスの形状ですが、アルミ板をかませることで、強度と安定をさせています。フェンスの形状によって設置方法は様々ありますが、ご相談いただければ対応いたします。
■看板実例その9:店内テナントイラスト看板
上記は店内のテナントさまの店舗カウンター上部に設置したイラスト看板です。要望に応じてイラストも描画可能です。イラストに関しての詳細はイラストのデザインでご確認ください。
看板もデザインにこだわれば「1」からしっかりとしたデザインが必要になります。アイスタイルデザインでは、看板設置まで看板屋さんにお願いし、責任を持って施工いたします。デザインだけのお手伝いももちろん可能です。まずはお気軽にご相談ください。
※上記の五平餅の看板のできるまではこちらからご覧ください。
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