シールやステッカーもアイスタイルデザインの大切なお仕事の一つ。意外と迷うシールやステッカーのこと少しだけご紹介します。
同じもののようですが実は大きな違いがあるのです。その違いは、一般的にシールは屋内(紙製)、ステッカーは屋外 (フィルム製)にという点です。
屋内であれば、紙製でパッケージ用の商品ラベルシールが一般的、子どもが好きなシール類もこれに入ります。冷凍する場合や水で濡れる可能性のある場合など利用用途によって変える場合もあります。
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屋外であれば耐水性や耐光性などを考慮してフィルム製が主で、看板の表面や、車の車体に貼るステッカーなどがこれに入ります。マグネットシートも表面にステッカーと同じ素材が使われています。用途に応じてご提案します、ご安心ください。
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「シール」と「ステッカー」はここが違います
カンタンには耐水性や耐光性が大きく違います。屋外の場合、日光にさらされるので退色し、雨や洗車、日光による熱で粘着も溶けてしまいはがれやすくなってしまうのです。一方、屋内の場合なら退色を機にする必要はありません。しかし、商品によっては冷凍や冷蔵など温度の変化により表面が結露するなどの影響で粘着が弱くなることも考慮しなければいけません。
シールと言えども材質はいろいろ
シールといえども印刷物。基本的には白い紙に印刷するのが一般的ですが、一概に白い紙と言っても一般的な印刷同様、様々な材質の紙があります。コピーのような紙やツルツルした紙が一般的です。金や銀で加工されたもの。それぞれの用途とデザインに合わせて選ぶことが必要になります。
またケーキ屋さんなどでよく使われるものにマークの部分に凹凸がついたりして上品な仕上がりのシールを見かけることがあると思います、これは「エンボス」という特殊な印刷。 今でも名刺では「箔押し」加工をされたものをいただくこともありますが、このような上品な仕上がりはオススメな加工の一つです。
形に応じたアウトラインカットも可能
図柄や貼る側の形状によって形も変えたい場合にも対応できます。見本は図柄に対して数ミリの白い余白を取ってカットしています。キャラクターなどのまわりが白くフチ取られたものをよく見かけると思います。カット線などを印刷の際に指示する必要があります。
透明なシールへの印刷は少し特殊
シールは基本紙が一般的ですが。紙以外にも透明もあります、つまり透過する材質「フィルム」に印刷する場合もあります。透過しても良いデザインと透過したくないデザインがあります。透明な素材の場合、図柄に対して一回り大きめに白で印刷した後に、カラーで印刷をします。要するに、白1色とフルカラーの場合(CMYK)の4色、合計5色で印刷されるってことです。そうすることで白の部分は透過せずにデザイン通りの仕上がりが実現できるのです。もちろん、透過させることで効果を出したい場合は白インクをひかないで印刷することも可能です。こちらもカット線を指示するのと同じように印刷時に指示す必要があります。
逆に瓶詰めの商品シールでジャムなどのように中身が濃い場合など、白い文字だけで印刷することも可能です。デザインや商品イメージにより様々なシールが選ぶことが可能です。
ステッカーはシールより少し高価です
ステッカーは退色・耐水性に優れています。基本的に熱にも強いので一般的に自動車の車体やサイン看板などに利用されます。 シールと比較すると少し高価ですが、違いを理解した上で、使用用途に応じて選択することになります。
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