さんた

あるあるフォントの話

チラシ,名刺,パンフレット,ポスター,DM,ハガキ,パンフレットのデザイン【アイスタイルデザイン】

デザイナーがとっても大事にしていることの一つにフォントの使い方があります。もともとパソコンに準備されているいわゆる書体です。普通のデザイナーならばある程度のフォントを別にインストールして使います。さんたのパソコンにも100種類以上のフォントが積まれています。

フォントの歴史

アナログ時代にももちろんあったこのフォント。その頃の主流は「写研」というメーカーがほとんどの印刷物を支配していました。モリサワもありましたがパッとしない感じでした。しかし、DTPになった途端に「モリサワ」がフォントのシェアを一気に拡大し逆転しました。Macintoshの時代の到来とともにOCF(Original Composite Font)というフォントの時代が来ました。その中に現在もあるTureTypeフォントも混ざって使用することが主流になりました。OCFとはMacintosh(Mac OS 9まで)で使用できる和文(2バイト文字の言語用の)フォント(PostScriptフォント)でイラストレーター上でアウトライン化することで図形になるというものです。その後、CIDフォント(Character IDentifier font )、NEW CIDフォントがリリースされ、現在の主流はOpen Typeフォントになっています。

CIDフォントとOpenTypeフォントの違いはプラットフォームを選らばずに再現できるという点です。MacintoshからWindowsの環境にアウトラインをかけていないデータを移行すると「フォントがありません」とアラートが出ますが双方に同じフォントがあれば再現できるという利点があります。もちろん、文字詰めの情報や細かい設定は機種に依存されますので完ぺきとはいかないかも?しれませんがそのようになります。そしてPDFで書き出した場合、Acrobatなどで別のパソコンで見てもフォントが再現できるフォントの埋め込み機能があるのも特徴のひとつです。

フォントを埋め込むことでテキストの情報が検索対象となりますので、検索エンジンの検索結果をクリックしたら、突然PDFが開くのはそんな理由があるのです。

フォントのチカラ

上の画像は以前、ビジネスパークで中学生の前で講師をさせていただいた時に反応のよかった画像です。マンガを読むとセリフが特長のあるフォントを使用してあるのを見たことがあると思います。それがよい例です。

つまり、フォントそのものがメッセージ性を持つという事です。

自分でチラシを作ると上から下まで同じフォントで仕上げてしまう…なんてことはないですか?それでは抑揚もメリハリもつきません。デザインするという事の一つにこのフォントのメッセージ性を考えることでまた一つ上のチラシが仕上がると思います。よかったらためしてくださいませませ~♪

 

コメントを残す

*