【スキルアップ】余剰時間の過ごし方

 サラリーマンの方も、起業をお考えの方も余剰時間(休日ではなく)は少しはあるもの。原稿待ちの時間や返事待ちの時間、昼食後の少し空いた時間。SNSやゲーム、動画を鑑賞するのも悪くありません。ただ、こんな時間も有効活用してスキルアップに挑戦しませんか?新しいことを知ることは脳を活性化して、通常の業務にも違う気持ちで取り組めるモチベーションにもつながります。可能な限り、チャレンジしてくださいね。

新しい可能性を見つけよう

 本サイトのさんたの歴史を読んでいただいた方は就業時間中にさんたがごそごそとネットのことを勉強していたのをご存知でしょう。そうです、原稿待ちの余剰時間はぜひ、興味のある事に使ってください。ひとつのことに興味を持つと不思議と派生して調べることや新しいことへ挑戦しないといけない場面が生まれます。いきなり、医大生になるとか公務員を目指すとか全然、違う道への可能性を感じるなんてこともあるかもしれません。可能性は無限大、できないこと、やれないことを自分で決めていませんか?やる前から諦めるのは人生の半分を損しているかもしれませんよ。

まとまった時間を確保するために

 「【自己管理】独立のための準備」でも紹介しましたが、さんたの武器はスピードです。サラリーマンの頃のことですが、決していい加減な仕事をして時間を作るのではなく、目的のゴールへ最短で行くことで余剰時間を作るようにしていました。これを実現することで、ダラダラとパソコンの前で悩んだり、どーでもいいと思われる部分的に異常なほど凝ったデザインはしなくなりました。凝ったデザインとは過剰な文字加工や見せかけだけのキレイなデザインです、コンテンツそのものはもちろん大切にしますが、必要以上なことをしない自制心は大切です。もちろん、パチンコ屋さんのチラシのように、ド派手で加工が必要なものは対応していましたが、こちらも最短ルートでそれっぽく仕上げようにしていました。加工に時間を費やした自己満足のデザインは時間の無駄です。できるだけ自分のゴール設定に対して最短ルートでたどり着けるルートとノウハウを身に付けてください。

できれば仕事に役立つスキルアップを

 これからのグラフィックデザイナーが、Webの知識も必要だと「【Web】少しはかじっておきましょう」で紹介しています。なんでもいいのです、SNSやブログ、もちろんWordPressでPHPを極める(さんたは断念しましたが…(^^;)などなど…とにかく未経験のグラフィックデザイナーさんは足を踏み入れて欲しいです。SNSやブログをアップすることで必ず得られる感触、気づきがあります。これを深く考察できるのであればそれもいいと思います。SNSなら、どんな内容をあげれば、どんな画像を上げれば「いいね」もらえるかを実験的に行うのもいいです。要するにやってみれば何かしらチャレンジする種が生まれます。遊びながらのスキルアップも悪くないものです。

さんたの勉強法

 Webを勧めながら逆接していますが、さんたの勉強の基本は「書籍」です。目の前のパソコンからたくさんの情報を得られるのは間違いないことです。しかし、鮮度と豊富すぎるが故にピンポイントの情報が得られないことがとにかく多いのです。何より情報を追っていくうちにどんどん違う情報が出てきて何を調べているのかわからなくなる(昭和の人だからでしょうか(T〇T)…ということで、ピンポイントで情報を深掘りできる書籍を見ながら実践勉強することが多いです。

本屋と図書館巡り

 どうにも時間がある時は、本屋や図書館に足を運ぶのもオススメです。本屋ではデザインの専門書を探すことが多いですが、ぐるっと回ることで今の流行、特に一般消費者が何を知りたがっているかがよくわかります。図書館に行けば見たこともないような専門書を見つけるかもしれません。流し見して欲しいと思えば、その場でポチして手に入れるなんてこともできるのです。スキルアップの種は意識するかしないかで変わるものだと思います。

どこに行ってもデザイナーでいる

 意識だけでいいです。コンビニやスーパーに行った時に生鮮野菜や精肉の価格を見る消費者ではなく、まずはデザイナーの視点を持ってください。POPなどの掲示物、商品パッケージなどなど参考になるものはたくさんあります。野菜を包むビニールのパッケージを見るだけでもものすごく奥が深く、野菜ごとの傾向や印刷の色数などなど参考になるものは数えきれないほどあります。というか宝箱のような場所なんです。デザイナーであることを意識することで見えてくる景色が変わると思いますよ。
 さんたは、パッケージなどのご依頼があった時は、必ず名古屋のデパ地下を巡ります。何度も行っているから、変わらないものももちろんありますが、全体の傾向が変化しているのを感じられるようになりました。


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